スマート農業設備の活用度を十分に上げ、 労働力不足や気候問題など、農業が抱える諸問題を解決し、未来志向の農業を目指す。
長年蓄積された海外農家の栽培ノウハウを、国内の気候風土に合わせる。作物は、成長段階ごとに液肥や水の供給量が変わる。現地条件に合わせて、AIで農業設備を操作する。これによって、知識の属人化を防ぎ、農業の新規参入のハードルを下げる。且つ、省力化を実現し、生産性を高める。
長年蓄積された名産地の栽培ノウハウを、リモートで取込み、名産地に近いクオリティの果実を目指す。熟練した栽培ノウハウが不要なことから、農業の新規参入の壁を下げることが可能。
AI画像分析により病虫害予兆を早期に診断することで、農薬使用量及び労働力を大きく節減することが可能。AI画像分析は監視カメラのサンプリング分析で行う。
成長過程を記録した画像累積の分析により、摘心箇所をAIが探す。定植から45日間のサンプリング分析で行う。
チャメろんは、糖度20Bx前後の果物で、韓国では一大産業である。
エホバクは、日本国内では栽培されておらず、形はズッキーニと似ているが、苗の種類は根本的に異なる。
梅雨の時期を栽培の転換点とし、梅雨前をチャメろん、梅雨明けからエホバクの栽培を行う二毛作を計画中。
沖縄本島の南東に位置する知念に、300㎡のビニールハウス2棟が立っている。栽培作物は、韓国で「チャメ」と呼ばれるマクワウリの一種。
沖縄では、マクワウリの糖度が低いので、漬物用として栽培する。 一方、韓国では糖度が高いうえに、 爽やかな香りと 食感が楽しめる 果物としての
位置付けである。名産地「星州」では、農家の1/3が年収1500万円の高所得を得ている。
沖縄で数年に渡り、栽培の試行錯誤を行った結果、ついに、本場に近い「チャメろん」の収穫が可能となった。まぼろしの果物・夢の果実として話題になっている。
栽培ノウハウがない・気候風土が合わないなど様々な壁を乗り越え、栽培に成功した作物を沖縄の農家に広げるため、AIテクノロジーを実装したモデルハウスの構築を目指す。
日本産のかぼちゃに韓国産チャメを接木して、沖縄に誕生した新しい果物「チャメろん」
従来より野菜として育てられてきた「まくわうり」が、爽やかな甘さと濃厚な香りを兼ね備えた果物「チャメろん」に進化となった。 最新ICT設備を完備したビニールハウスで育った「チャメろん」は、これからのスマート農業の期待の星になる。
韓国では、チャメの栽培が一大産業になっており、星州(ソンジュ)から出荷されるチャメは、韓国全国消費量の約8割を占めている。